トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2018年5月3日木曜日

2018黄金週間山行『赤岳』(1日目)

赤岳展望荘から赤岳を振り返る。いい山でした。
今年のゴールデンウィーク山行は、念願でもあった八ヶ岳は赤岳を歩いてきた。これまでも歩いてみたかったこの山、ゴールデンウィークとはいえ雪が多く残るこの時期は、それに見合った装備が必要だったので、いままで実現できていなかったが、先日、ようやく最後の装備となる耐寒性に優れたシュラフを購入し、いよいよ念願の山行を果たす運びとなった。
初日は例によって電車とバスを乗り継ぐ移動。朝5時前の電車に乗り込み、茅野駅から一番バスに乗り換え、登山口のある美濃戸口に着いたのは9時過ぎ。意外にもこのバスに乗っていた登山客は自分含めて4人、人気エリアの割にこの少なさには多少拍子抜けしたが、車中では次第に近くなってくる山を前にどんどん気持ちが高まっていった。

美濃戸口からの歩き始めは静かな林道歩き。
バスから降りて早速、靴ひもを締め直しながら気持ちも山モードに切り替える。ザックを背負い歩き始めるが、さすがに重い。二泊三日のこの山行をより充実したものにするために、缶ビール6缶とワイン1本を積んできた。軽量化という山歩きのセオリーには程遠く、わざわざ重いものを余計に運んで、これからの数時間を耐える苦行のようなこの状態、この山行、もはや何を目的としているのか、自分でもよく分からない。でもまあ、テント前でゆるりとビールを飲んでいる自らの姿を想像すると、頑張れてしまうのも事実。ああ楽しみだ(笑)。ところでこのコースは数年前に一度歩いたことがあるが、その時は3月で雪の中だったので、この日の景色とは全く違う。この日の印象としては、行けども行けども林道が続く、そんな感じ。やけに長く感じたな~。ようやく建物が見えて美濃戸に着いたことが分かるが、ここまで1時間以上もかかってしまったが、目指す今日のテン場の行者小屋はまだまだ先だ。嬉しいやら悲しいやら。

やまのこ村が見えてきた。美濃戸だ。奥に見える山は阿弥陀岳か?
小休止後、北沢コースを取った自分は再び歩き始めるが、まだ林道が続く...。その後、さらに1時間以上をかけて堰堤広場と呼ばれるところに着き、ここからようやく山歩きらしくなって来くる。なんとなく、以前の記憶が蘇ってきたが、ここから沢沿いにコースは続く。さすがに標高も2000メートル近くになると、谷中の日陰では残雪というか、カチコチに凍結した箇所も多く見られるようになってきた。ただ、アイゼンはまだ必要なさそう。

北沢コースを辿っていると突然、大同心が。いよいよ近づいてきたか。
しばらく歩いていると、沢のせせらぎが遠くなってきたと感じた頃、ようやく赤岳鉱泉が見えてきた。名物のアイスキャンディは既に今シーズンの役目を終え、無残な姿のまま放置されている。その脇を過ぎた小屋のテラスで小休止する。残すは行者小屋までのひと乗越なので、疲れた体に再び気力が湧いてくる。最初から行者小屋に泊まることを考えていたのに北沢コースを選んだのは、この時期の北沢コースを歩いてみたかったから。まあ、どうってことはなかったけど、自分なりの自己満足は満たされた。

朽ち果てたアイスキャンディ。八ヶ岳もこれから夏山に向かって行くのだろう。
その後、中山乗越では緩んだ残雪に意外にも手こずらされたが、それでもようやく行者小屋に辿り着いた。小屋営業は5月入り後らしいので、常駐スタッフはいなかったけど、水場は近いし、トイレも使用可なので全く問題はない。後で鉱泉から出向いたスタッフがテン場使用料を徴収に回っていたが、その辺は小屋側も抜かりがない。テントをセッティングして落ち着いた自分、「早速!」と声にこそ出さなかったが、待ちに待っていたビールをプシュッ。目の前には南八ヶ岳の山稜が広がっている。思ったとおり気持ちイイ!ここに着いたのが3時前だったので、その後、7時頃まで山を見ながら静かに飲んで、暗くなる前に就寝した。ちょっとだけ苦しかったけど、なんとも幸せな1日が終わった。新しいシュラフはあったかい!さあ、明日は赤岳登頂だ!!
《2日目に続く》

テント前から眺める赤岳。明日はあの頂きに立つことができるのかw

【1日目(青線):Start 9:25美濃戸口~10:39美濃戸~12:01堰堤広場(昼食)~13:15赤岳鉱泉~Goal 14:09行者小屋】
総行程は、距離約 9.1km、出発地点標高1489m、最高標高2372m(中山乗越)、最低標高1489m(出発地点)、移動平均速度 約1.7km/h、総所要時間5h21m(recorded by garmin)

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2 件のコメント:

  1. こんにちは~、
    青空です、
    うわ~、
    行かれてきたんですね~、連休前半ですね。
    晴天と残雪の所、
    そちらも穏やかな日のようでよかったですね~。
    一人でいかれたのかな~?
    テントの他にビール6本!? それだけ苦労すればおいしいでしょうね。
    ははは、
    雪でも冷やせるので、暖かい日最高でしょう。

    いったかいがありましたね。

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    1. 八ヶ岳、最高でした。
      ビールも持って行ってよかったです。
      まあ、いい歳してバカなことやってますけどね。
      現在、続編を編集中です。またお越しください。

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