トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2016年7月29日金曜日

中央アルプス初歩き『宝剣岳』と『木曽駒ヶ岳』(前編)

ドキドキの岩場歩き。尾根上の登山者見えるかな?
とうとうアルプスと名のつく山域に足を踏み入れることとなった。そこは自分でも想定外の中央アルプス、岩山『宝剣岳』と主峰『木曽駒ヶ岳』。とあるきっかけにより1か月前に高速バスと山小屋を予約。毎日天気予報とにらめっこして、いよいよその日を迎えたが、当日の朝はあいにくの雨空。それでもせっかく取れた休暇を無駄にしたくないので、いざ駒ヶ根へ。高速バスから路線バスへ、さらにロープウェイを乗り継いで着いた千畳敷カールは、標高2612mと自身最高地点。こんな形で記録更新になるとは思いもしなかったが、そうなってしまったのだから、どうしようもない。
さて、すっかり雨と思い込んで乗り込んだ現地は意外にも曇り。しかも地面の濡れもなくて風もほぼない。岩山『宝剣岳』を目指しつつも、半面、雨で断念という絶対的な言い訳を得ていたビビりの自分としては、予想外のトライ可能な状況を前に再度モチベーションを引き上げるに多少の時間はかかったが、せっかくの好コンディションを逃す手はないぞと、目の前にあった駒ヶ岳神社で安全祈願して歩を進めることとした。ほぼ直登となる極楽平までの登り約30分で体を温めるとともに気合を高め、核心部突入となる三の沢分岐では決死の覚悟を決め(ちょっと大げさ?)、若干震える膝を抑えながら岩に挑んだ。
一瞬、雲の切れ間から千畳敷カールが見えた。感動!
最初のうちは見慣れぬ岩と断崖の景色に圧倒され、おそらくへっぴり腰となっていたと思うが、途中すれ違う登山者と声を掛け合う毎に何となく硬さが取れてきた。幸い、雲が多かったのは高度感を和らげる助けになったことに間違いなかったと思うし、逆に途中、雲が切れて、真下の千畳敷カールを望めた瞬間の高揚感は最高だった。そして何より岩場を一つ一つクリアしていくことの達成感がハンパなく、岩歩きの楽しさみたいなものが、少しだけ理解できたような気がしたのは、今回の大収穫だったと思う。自らの山のスキルに幅が出てきたのではないかな。この『宝剣岳』の岩場、通過しきるまでの所要時間は30分程度だと思うが、実に充実した時間だった。今度また違う岩場にも挑戦してみたいと思う。なんて、気分はすでにクライマー?
この日の泊まりは宝剣岳を経てすぐ目の前にたたずむ「宝剣山荘」。食事は正直イマイチだったけど、2段ベッド型の寝床は自らのいびきが気になる自分としては安心して寝られた。ただ、この日の宿泊客のほとんどが熟年層だったことから、夜中のトイレ起きの人数がハンパなく、古びた山荘内は一晩中ドタバタ、ギシギシ。結局、極度の睡眠不足に陥ってしまった。まあ、それでもテンションMax状態で臨んだ翌日も、しっかりとした足取りで初の中央アルプス歩きを楽しむことができたけどね。(後編に続く)

【1日目:Start RWせんじょうじき駅~宝剣岳~Goal 宝剣山荘】(赤ライン)
距離1.5km、出発地点標高2612m、最高標高2931m(宝剣岳)、最低標高2612m(RWせんじょうじき駅)、移動平均速度0.9km/h、総所要時間1h36m(ガーミン不具合により予想値)

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2 件のコメント:

  1. こんばんは、
    おおおっ、行ってきましたか!
    木曽駒ヶ岳、岩場がすごい、
    ここを行かれたんですね、すごい怖いところですね。
    はまってますね。無事生還できてよかったです。

    私も行ってきましたが、安全なとこでした~、ははは、

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    1. 青空さん、いつもどうもです。
      写真の岩場は宝剣岳に向かう道です。まあ道っていうか、でも道です。
      初めての岩場歩きだったので、正直、少しビビりました。生きて帰ってこれてよかったです(笑)。青空さんとこにも後ほど訪問させていただきます。

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