トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2016年8月27日土曜日

山行延期(涙...)



計画ではこの週末、2泊3日である山域に入っているはずだった。そこでは360度の大パノラマと念願だった大迫力のあの山を眼前にし、きっと身体全体でその偉大さを感じているはずだった。そう、はずだった...。障害になったのはお天気。
山男なら多少の悪天候でも苦にせず山に行けばいいと家内は言うが(かなり男気のある女なのである)、そうはいっても貴重な休日、せっかく山に入るのであれば、できれば青空の下で最高の展望を味わい、そして夜は満天の星空を拝みたいと願うのは、それほど贅沢なことでもないだろう。だから、今回は泣く泣く諦めることとした。
結局これで8月は一度も山に行けずじまい。9月に入ると山は少しずつ秋の様相を見せ始めてくるだろうから、どうやら今年は夏山登山シーズンとは縁がなかったみたい。と、やや落ち込み気味の今日の自分。こんな日は、いつの日かを夢見て山行計画をどんどん作り上げていくこととしようと、目下、妄想しながらパソコンと格闘中。来月こそは最高の山歩きを楽しむぞ。って、それにしても残念だった~(涙)。

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2016年8月21日日曜日

アルファ米などなどで軽量化

2日分の食料。このほかに行動食を携行。
ただいまテン泊登山を計画中の自分。思い起こすと前回GWのテン泊の際は重量オーバーでとにかくきつかったが、その原因の一つとなったのが必要以上の食料と酒...。今回はその反省を活かし、装備、特に食糧には気を使おうと思う。
とはいえ、以前にも書いたが、山歩きではその運動量の豊富さから、当然のことながら栄養補給の意味では食事はとても大事な要素。かといって、そこばかり重要視すれば前回のようになってしまうので、その辺のバランスも考えて、今回、食事に関してはアルファ米を多用しようと思う。また、今度のコースは水場がたくさんあるようなので、手持ちの水を減らすことも考えている。
アルファ米の良いところは、なんといっても乾燥食材なので軽いし、お湯を入れるだけで食べられるといった手軽さも魅力、さらには味もけっこういけるといった三拍子そろった食材であること。今、計画している2泊3日の山歩き、実質的には2日分の食材があれば足りるけど、朝と晩飯をアルファ米に頼ろうと思っている。お昼は趣向を変えてインスタント麺にしようと思っているが、どっちにしても乾燥食材で軽量化を図って、1日10kmオーバーとなる今度の縦走路に耐えられるようにしたいと思っている。
そうそう、アルファ米の難点を挙げるとすれば、ややお高めな値段設定。まあ、便利で美味しいものだからお高くなるのも分からない訳ではないが、せっかくのテン泊、できればその趣旨の一つに沿わせるためにもリーズナブルな山旅にしたいところだが、利便性と出費、ここでもバランスを考えなければならないようだ。自分はおじさんなので、金で楽を得ることとしよう。ちょっと感じ悪いかな?(笑)

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2016年8月13日土曜日

サブザック『Karrimor Mars Daypack』



サブザック。アタックザックとも呼ぶらしいが、ヒマラヤのピークに挑むわけでもないし、そう呼ぶのは気恥ずかしいので、やはりサブザックと呼ぶことにしよう。
このたび、また新たな装備を購入してしまった。というのも今年計画している山歩きに、テン場をベースにして山歩きをしてくるスタイルにもトライしてみようと思っているので、このサブザックが必要になってきたというわけ。購入したのは、『Karrimor Mars Daypack』(カリマー マース デイパック)のブルー。選んだ理由としては、尊敬する山岳系ブロガー、目目連さんがお勧めしていたからという何とも単純な理由。このザックの長所としては、サイドポケットが付いている、雨蓋が付いている、ウエストベルトが付いているなど、普段使いのザックに近いから(らしい...)。詳しくは目目連さんのサイトをどうぞ(って...)。
実際に背負ってみた感触としてもウエストベルトのおかげでしっかりと荷物を固定できそうで、いい感じである。そうそう、ちなみに重量310gのポケッタブルとコンパクトなのに、容量が25ℓもあるところが嬉しい。
ところで、このサブザックって、いったい何を入れるのだろうと思い、皆さんのサイトをいろいろと覗いてみると、要はテントなどの寝泊りグッズ以外の荷物で、具体的には①行動食・飲料水、②レインウエア・ツェルト、③防寒着(ライトダウン)、④ファーストエイドキット、④ヘッドライトといったところかな。ほかに登攀用具やバーナーなどを挙げている方もいたが、自分の場合、この辺は山行当日の行程を具体的に計画する際に決めることとしよう。

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2016年8月6日土曜日

氷壁(井上靖)

タイトルと表紙の写真に惹かれて読んでみた。冬山の壮絶な登攀の様子を思い描いたからだ。ただ、意外にも山のシーンは多くなく、内容としては恋愛話も織り込みながら登山家たる登山論?について主人公の魚津恭太の言葉を通して熱く伝えている。そういう意味では、この小説は登山寄りの総合小説とでもいうのだろうか、つまり新田次郎らが書く山岳小説とは一線を画した作品だといえよう。
さて、主人公の魚津恭介、会社員でありながらの登山家で、共に登った冬山で親友の小坂乙彦を転落事故で亡くす。この事故はザイルの切断が直接の原因ではあったが、その切断の原因を巡り、自殺だったのか、魚津が切ったのか、あるいはザイルの強度が原因だったのか、さらには仮に不意の事故だったとしてもザイルの扱いに未熟な点があったのかなどについて、登山界だけではなく世間をも大きく巻き込んでいく。そして、こうした問題の渦中にありながら、小坂や魚津の前に影を落とす八代美那子との恋心などが複雑に絡まり、話は進んでいく。
魚津自身、熟練の登山家でありながら、最後は何かに憑りつかれたように落石の危険の中に身を賭していくのだが、こうしたシーンは実際の山行では特別であるとしても、登山には「死」というイメージが常について回るようだ。小説の中で印象に残ったセリフで、魚津の上司、常盤大作が「大体、登山をスポーツと思うのが間違いのもとである。毎年のように大勢の生命が山で失われる。あれは登山をスポーツと考えるところから起きる悲劇である。」と熱弁をふるっていたが、逆に言うと登山は危険と背中合わせになっているところに登山者を虜にする理由もあるのかなと思う。もちろん自分が歩く山はそれほど危険地帯はないものの、それでも油断が命取りにつながることもあるので、山に行く前の準備から、歩いている最中においても自分含め登山者は可能な限り安全を確保する義務がある。自分のためにも、そして家族のためにも。本題から若干逸れたかもしれないが、そんなことに思いを馳せてしまった。

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