これが噂の?初版本 |
自分はどちらかといえば後者。自分の山選びに百名山の条件を加えることはないが、憧れの山は百名山と被ってしまうことが多いのは事実。つまり、その山はその山であって、山に何の悪気があるはずもなく、深田氏だろうが誰だろうが選ばれ、憧れられたことでその山の何かが変わるわけでもなく、山はいつもそこにデーンと居座っているだけ。だから自分は百名山を参考にすることはあるとしても、目指すことはない。一方で百名山を目指す方に対しては「どうぞお好きなように」といった感じで思っている。まあ、いわば否定派ソフト路線といったところだろうか。
とはいっても、こうした百名山に対する思いと、「日本百名山」の初版本を手に入れることは別。(あれっ、やや硬派な面を見せていた自分だが、我ながら堂々たるブレブレ感が漂ってきたかな。)自分、たまに都内の古書店に顔を出しては山に関する良い本が入っていないかをチェックしているが、先日とうとうその初版本を見つけてしまった。お値段も比較的お安かったので、即ゲット。あえて言い訳をするならば、この本は、昭和39年に発刊され当時の読売文学賞を受賞している。つまり、山岳ガイド本ではなく、文学として評価された本なので、当然興味も湧くところ。我輩、文学が好きなのである...。
本書の後記で深田氏は「もちろん私の目は神の如く公平ではない。私に自信を持たせてくれたのは、五十年に近い私の登山歴である」と言っている。百名山に対する感じ方は人それぞれだが、山が好きで楽しい山歩きをしたい気持ちはどの登山者も同じだと思う。お互い認め合い、それぞれが楽しい山歩きをする。結論は単純明快である。それにしてもこの本、存在感あるわ。
こんばんは~
返信削除青空です。
百名山の初版を手に入れるとは、
やっぱり、肯定派とおもいますよ~、ははは、
百名山を走破する人もおられるくらいですからね。
美しい、景色と、達成感が、みんな大好きです。
青空さん、こんばんは。
削除隠れ肯定派ということにしておいてください(笑)。
百名山は確かにいい山ぞろいですからね。さあ、今年も山歩き頑張りますよ。
いや、楽しみますよ。青空さんもいっぱい楽しみましょうね。