トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2012年4月22日日曜日

雲の中の岩山『大岳山』

雲の中の山歩き
幻想的な風景の中での山歩き。




行ってきた山は、奥多摩三山の最後の山『大岳山』(おおたけさん)。奥多摩三山は、これまで三頭山、御前山と登ってきたので、これが三山めとなるわけだ。
あらかじめ天気は曇りになると分かっていたが、出発地点であるケーブルカーの御岳山駅に着くと、そこは一面雲の中ではないか。早速、レインウェアに着込み、ザックカバーを装着して歩き始めた。
雲の中の山歩きは、これまでのそれとは全く違っていた。遠くの景色が見えないだけではなく、俗に言う白いベールに包まれた山道は、目に入ってくる全てのコントラストが淡く幽玄に見え、木の枝や草花から垂れる透明な雫にも心を奪われる。どれもこれも新参者の自分には新鮮に目に映ってくる。
雨(実は霧雨程度なんだが)の山も良いもんだ。というのが今回の発見。歩きながら家内と、「やっぱり山って良いねえ~」とまたもや連呼。正直な気持ちだからしょうがない。

景色こそ見えなかった今回の山歩きだけど、このコース、平坦な登山道が続くと思いきや、大岳山頂の直前や、次のピークの鋸山頂の直前には、なかなかの岩場が現れ、岩登り的な感覚も十分に味わうことができた。また周辺の登山道も多少ガレているところが多く、要はこの山「岩山」なんだろう。歩行には十分注意が必要だ。かく言う自分は下りで脇見をした瞬間に木の根を踏んでしまい、ツルっと滑り尻餅をついてしまった。脇を通り過ぎたおじ様がニヤニヤしながら「下りは足に来るからね」だって。悔しい!
枝からの雫
枝からの雫。気持ちの良い朝です。















ただこの大岳山という山、人気の山だけあって、登山客が大勢押し寄せてくるようだ。
今回も、登山道にはカラフルなウェアがぞろぞろ。特に鎖場前に来ると、長だの列。さらにそれほど広くない山頂は、記念写真を撮るグループや昼食休憩を取る人達で、ごった返しの賑わい。中にはお酒を飲んでいる人も...。
自分は自分で、運悪く山頂印の脇に陣取ってしまったため、「シャッター押して頂けますか」の連発でちょっとした撮影係。まあ、登山者達の楽しい山歩きの一助になるかと考えると、しょうがないか。

大岳山頂
大岳山頂。一面霧(雲)のため展望不可。
今日の総行程は、距離13.8km、出発地点標高802m、最高標高1,267m(大岳山頂)、最低標高333m(奥多摩_昭和橋付近)、移動平均速度2km/h、総所要時間6h45m(recorded_by garmin)。 

2012年4月19日木曜日

通勤ザック ─ ARC’TERYX ─

アークテリクスのロゴ去年の秋に山歩きにハマッてから、元来、形から入るタイプの自分は、これまでいろいろと山歩きグッズを購入してきた。

そして先日、とうとう通勤バッグをザックに変えた。通勤ザックだ。

山にハマる前までは、スーツ姿にザック(そのころはリュックと呼んでいた...)のオヤジたちを半ば馬鹿にするような目で見ていた自分だが、山にハマってからというものの、電車の中とか街の中を歩いているときに、おじ様たちの背負っているザックのメーカーやデザインが気になってしょうがない。なんという変わり様だろう。自分でも驚く限りである。

今回、購入したザックは、アークテリクスのSPEAR25(スピア25)。25ℓモデルです。アークテリクスといえば、荷室の開閉にロールトップシステムを採用したザックで知られているようだが、このモデルも同じで、防水性は高いらしい。雨の日は嫌だけど...。
今まで10年以上もショルダータイプのバッグで通勤してきただけに、ザックの使い勝手にやや不安はあるものの、要は慣れの問題。新しいチャレンジは、新しい自分を見つけ出すためのチャンス。何だかテンション上がってきたぞ!さて、明日からこれを背負って通勤地獄にアタックだ!


スピア25ロールトップシステム
街中で映えるであろう、なかなかGoodなデザイン。ロールトップも素敵。

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2012年4月8日日曜日

奥多摩中級コース『御前山』

御前山頂(1,405m)
今回行ったのは、奥多摩三山のひとつ御前山(ごぜんやま)。
JR武蔵五日市駅からバスに乗って登山口に向かい、そこから歩き始めて帰りは奥多摩湖寄りのバス停まで降りてきて、JR奥多摩駅まで戻ってくるコース。
コースガイドブックによると、このコースは中級コース。確かに今まで初級コースばかりを選んで歩いてきた自分にとっては、なかなか堪えた山歩きとなった。

さらにこのコース、ガイドブックには奥多摩側から登るコースを紹介しているが、そうすると帰りの宝蔵寺バス停からJR武蔵五日市駅までのバスが15時台の一本しかなく、時間的な融通が利かないと思ったので、逆のコース設定とした。結局この判断が功を奏し、思った以上に時間がかかってしまった今回の山歩きにも対応することができた。ちなみにこの逆コースの場合、境橋バス停から奥多摩駅行きのバスが14時から17時台までに6本もあるから助かった(それでも6本しかない...)。

それにしても総延長15kmを超すこのコースで、このうち10kmは上り坂、そのうえ山頂付近にはガッチガチの氷の階段が残っていたり、下りの北側斜面はぬかるんだ急勾配。どれをとっても、自分の乏しい山歩き経験では、初めての体験で、途中途中でずいぶんと休憩を取ってしまった。
でも、季節的に少し暖かくなってきたこの時期は、休憩中も肌寒さがなかったので、長めの休憩が気持ち良かったことも確か。なにも頑張って登るだけが山歩きの楽しみではないだろう。山にもいろいろな山があるのと同じように、登るスタイルもいろいろあって良いのではないか。なんて、年寄りじみた言い訳はこのくらいにして、今年はもう少し体を鍛え、いずれ上級コースにもトライしてみよう。

山頂の様子。足下グッチャグチャ。
のぼりの途中でのこの景色、堪りません。
かわいい道しるべもあれば、ヒヤッとするこんな注意も

今日の総行程は、距離15.5km、出発地点標高355m、最高標高1,405m(御前山頂)、最低標高355m(宝蔵寺バス停)、移動平均速度2km/h、総所要時間7h23m(recorded by garmin)。