トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2017年11月29日水曜日

山で鍋食べたい!『MSR ALPINE 2POT SET』

今回購入した鍋等一式。あ~、早く山で鍋を食べたい!
今年の黒部峡谷のテン泊のときに山トモが用意してくれた鍋の味が忘れられず、とうとう自分もキャンプ用の鍋セットを購入してしまった。2人用としては程よいサイズのこの『MSR ALPINE 2POT SET』は、この季節人気らしく、いつもの某登山系ショップでもお取り寄せとなって、先日ようやく届いた。我ながらこうしたことへのキャッチアップの素早さは見事なものだと、1人輝く鍋を見ながらご満悦。しかも、ついでにやはり山トモが使っていたキャンプ用の箸も真似て買った。これスグレモノでスクリューネジの要領で二つに分けることができる。箸って微妙な長さで、ザックの中でいつも邪魔者扱いだったから、これで便利になること間違いなし。
さあ、あとは山に行くだけだけど、自分、これからの季節に合ったテン泊グッズを持っていないことに気付いた。ということは、しばらくはこの鍋を使うことができないかな。さすがに厳冬期用のシュラフ買ってなんて、先日登山靴を買ってもらったばかりの身としては、なかなか言えない。しょうがないから、近所の公園でお試し使用でもしてこようかなとも考えたけど、大丈夫かな。家で使うのもなんだし、何か良い方法はないかな?あ〜、途端に鍋が食べたくなってきた...。

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2017年11月22日水曜日

登山シューズ購入『AKU TERREALTE GTX』(アク テッレアルテ)

見た目スマートな印象。重登山靴には見えないかな?
先日の黒部峡谷トレッキング愛靴の浸水が発覚してから、新しい登山靴探しを始めた。コンセプトとしてはテン泊縦走登山に耐えられる重登山靴。そんな登山靴が欲しかった。自分の山歩きは日帰り登山の方が多く、重登山靴は宝の持ち腐れ的な感じもあるが、製造から5年が寿命のめどらしい登山靴を縦走用と日帰り用とで2足買い揃えることは、自分の財力からすると到底かなわぬ夢であり(涙)、であれば大は小を兼ねるとでも言おうか、重登山靴で一石二鳥を狙うしかなかった。
自分なりに重登山靴を調べ、候補をいくつかに絞った。「ザンバラン ジョラスGT」、「ラ・スポルティバ トランゴ S EVO GTX」、「アク テッレアルテ GTX」、「アク アイガープロ GTX」の4種類。余談だが、登山靴の名前についているGTXって、スポーツカーみたいって思っていたけど、実はゴアテックスの略らしい。ふ~ん。
まあ、そんなことは別にどうでもいいが、問題なのは候補に挙げたどの靴もその価格が4万円超ってこと。た、高い...(汗)。ところが、ちょうどいいことにこの時期、某登山系ショップがセールを実施している最中で、しかもその中でも「アク テッレアルテ GTX」だけが驚異の3割引き(喜)。どうやらこの靴、今年限りのモデルのようだ。最も肝心な履き心地のことは棚に置いて、すでに自分の頭の中はこの靴にほぼ照準を合わせてしまった。都合のいいことに、スタッフの方に聞いてみるとこの靴、幅広タイプらしい。「であれば」ということで早速試し履きしてみると、ホールド感がハンパない。むしろホールド感が強すぎるくらいで、くるぶし周りのクッション材が歩いたときに擦れないかがちょっと心配。それでも、独特なしくみで靴ひもの締めは楽だし、セミワンタッチアイゼンにも対応しているし、見た目も悪くないので結局は購入するに至った。頑張りました(笑)。
歩き心地はいずれレポするが、この靴を手に入れたことでまずは満足。さあ、こいつとはこれから、どんな山でどんな経験を共有することとなるのか、いまからワクワクしてくる。「大事に使うから、どうか様々な危険から守ってください」そんな気持ちで、しばらくはこいつと仲良くやっていこうと思う。

アイゼン用のコバも付いている。セミワンタッチ式買わないと...。
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2017年11月16日木曜日

身近な岩山『乾徳山』

約20mの山頂直下の鎖場。ここを登り切ればいよいよ山頂。
久しぶりのソロでの歩き、そして久しぶりの日帰り山行だった。歩いてきたのは奥秩父山系は『瑞牆山』。山トモや家内との山行はそれはそれで楽しい。一方、一人歩きもやはりそれはそれで楽しい。つまりは、どんな形態であっても山は楽しいってこと。さて、その楽しかったソロ山行だが、まずは電車とバスを乗り継いで、とりあえず予定どおり登山口に到着してホッとする。ただし、この日の歩きは余りゆっくりとしていられない事情があった。というのも、帰りのバスの便が少なく、しかもどういう設定かは分からないけど、標準時間どおり歩くと最終便に遅れてしまう。ホントどういうこと?でもまあそういうことなので、歩き始めから心持ち早めのペースで歩くこととした。そこで助かったのは、久しぶりに背負った身軽な日帰り用装備、おかげで足取り軽く登りも下りもサクサク行けた。いや〜、それにしても荷物が軽いってこんなにも違うのかと、ある意味感動。やはりこれからは、もう少し真面目に重量対策をしようかな。

岩登りはやはり魅力があるのだろ近場でそれが味わえるのがここの魅力。
と、話はやや脱線したが『乾徳山』といえば、やはり目玉は岩登り。ところが肝心の岩場は山頂付近までひた歩かなければお目にかかれない。この山もほかの山同様に最初はしっかりと樹林帯歩きから始まる。歩き始めて2時間近く経つと一旦開けたところに出て、なお間もなくすると「月見岩」が見えてきて、休憩にはもってこいの場所となる。そこかやおら振り向くと、やはりあの富士山がデーンとその威厳を持った姿を正面に見せていて、真っ先に目に入ってくる。さらに右を向くと、南アルプスが白い雪をまとった姿を見せてくれるので、しばらくその勇姿に目を奪われた。ただし、目指す『乾徳山』の頂上もすぐそこに見えているので、なんだか落ち着かない。周りで休憩している登山者が次々に出発していく姿を見ると自分も「こうしちゃいられない」みたいな気分になって、休憩もそそくさと終えて、岩を目指した。

月見岩で休憩後、いよいよ山頂を目指して出発。
登山道はだんだんと岩が増えてきた。最初の鎖場は登山道途中にある大きな岩をぐるりと回るコースで、岩を降りるときに10数段の梯子がある。後ろを歩いていたお姉さんは、「梯子を登ってないのになんで降りなきゃないけないの」と嘆いていたが、確かにそれもそうだなと1人頷く自分。次の鎖場「雷岩」(かみなりいわ)はその直後に現れ、ここは鎖を使って10mもあるだろうか、擦れてツルツルになった岩をよじ登っていく。ここでも後ろのお姉さんは、「ジャンダルムを歩いたんだから、大丈夫よ。いやっ怖い、でも足元だけ見ればいいのよね」と、凄いんだか凄くないんだか分からないことを言っている。そう、もうこの辺に来ると、岩登り渋滞で狭い登山道は長蛇の列ができて、お互いの会話は筒抜け。さあ、そして山頂直下の岩場は「鳳岩」(おおとりいわ)といって、この山のメインイベント。高さ20mくらいはあるのかな、そこを鎖を使って登っていく。数年前の自分なら間違いなくビビっていただろうが、この日はなぜか平気だった。もしかしたら、これまでの山行経験が少しは自分の高所恐怖症を和らげたのかもしれない。ただしこの鎖場、(もしかしたらほかの人気山域も同様かもしれないけど、)行列待ちしているたくさんの登山者の見ている前で岩に取り付くので、恥ずかしさや変なプレッシャーみたいなものを感じる。自分、目立ちたがり屋でもなく、普通の恥ずかしがり屋なのである。いいオヤジが何言ってるんだ?

ここの岩は表面が摩耗しているのか、つるつるしていてとても滑りやすかった。
それでも無事に「鳳岩」をクリアし山頂に着くと、ここでもやはり山頂標識前で記念撮影の行列。20人も立てば一杯になりそうな狭い山頂に長居は無用と、周りの展望もそこそこに済ませて、下りの途に着いた。そう、この日はゆっくりしていられない。下りは山頂から「水のタル」と呼ばれる鞍部に降りて、そこから西に向かって急坂を下るコース。このコース、あまり人気がないと見えて、踏み跡が薄く登山道がはっきりしない。枝に巻かれたピンクの目印もなくなっているところが結構あり、何度か登山道を見失った。あれ程いた登山者も全く見当たらず、ここで迷ったら帰りのバスに間に合わないどころか、遭難だ。かといって、結構な急登を登り返す気にもならず、地図でこまめな現在地確認をしながら、慎重に下っていった。時間はまだお昼を過ぎたばかり。「落ち着け落ち着け」と、自分に言い聞かせた。この感覚は久しぶりだ。

岩だらけの山頂。標高は2031mと、先週の雲取山より高いんだ!
幸い、30分くらいで登山道ははっきりし始め、精神的なプレッシャーからは解放された。そこからは、遅れた時間を取り戻さなければと、下り坂をぐいぐいスピードアップした。しばらく歩くと、高原ヒュッテのある国師ヶ原前まで出ることができたので、今度は道萬尾根をひたすら下っていくだけ。途中、登山道には落ち葉がたまり、その中に転がっている木の枝や石ころに何度ともなく足を取られて転びそうにはなったけど、下り2時間かけてなんとか歩き切ることができた。バス停に着いたときは、時間はまだ午後2時を回ったばかり。頑張ったおかげとでもいうのか、結果的に予定より一本早いバスに乗ることができたが、やってきたバスは西沢渓谷帰りの乗客でいっぱい。なんとか乗ることはできたけど、初めに予定していたバスだったら果たして乗れただろうか。この時期、交通機関も含めて早め早めの行動が大事になってくるってことかな。でも、早め早め(急ぎ急ぎ)のおかげで、下山後のビールの時間までお預けとなり、結果、健康的な登山が無事終了した。まあ、登山なんだから健康的で当たり前か。う〜む、でもなんだか物足りなかったな。まあ、急いで歩いた割に怪我なく無事帰れたことは正直に喜ぶべきことなんだろう。そう考えよう。

月見岩付近からの富士山。このほかに南アルプスもばっちり見えた。
この翌々日、久々に太ももが筋肉痛になった。調子に乗って、登りも下りもガンガン攻めたせいだろう。意外に足にきてたんだと、改めて「ふ〜ん」だった。これって悲しむべきなのか喜ぶべきなのか。でも、現在、足の調子は最高だ。

【Start 9:05乾徳山登山口BS~9:26乾徳山登山口~10:56扇平(月見岩)~12:13乾徳山~13:15国師ヶ原~13:48道萬山~Goal 14:25乾徳山登山口BS】
総行程は、距離約 12.0km、出発地点標高795m、最高標高2031m(乾徳山)、最低標高795m(出発地点)、移動平均速度 約2.2km/h、総所要時間5h19m(recorded by garmin)

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2017年11月10日金曜日

反省山行『雲取山』三峰から鴨沢へ

2017年、今年は雲取山の年。山頂はさすがにこの日も賑わっていました。
家内と山に行ってきた。最近、家内は歩きに少しばかり自信を持ってきたようで、秋以降これで3回目の二人での山行となった。歩いてきたのは雲取山。雲取山を選んだのは、おそらくこのくらいなら今の家内なら歩けるだろうと思ったので、自分の方から提案してみた。すると自信の表れか、即OK。実は自分としてもこの山の三峰口からのコースを歩いたことがなかったので、正直なところ一度は行ってみたかった。出発は3連休ど真ん中の土曜日。前日出発も考えたが、天気予報を見るとこの日がベストだった。
初めての三峰口からの山行は、まず三峰神社にたどり着くまでが大変だった。最近のパワースポット人気か、それとも紅葉シーズンだからなのか、西武秩父駅からの急行バスは1台増便にもかかわらず、超満員。そんな中、デカいザックをデーンと床に置くもんだから、ひんしゅく間違いなしの状態で、肩身狭く1時間余りも揺られた。ただ、神社駐車場の手前で渋滞が発生し、運転手さんが「降りて歩いてもいいよ」と言ってくれたので、自分も他の乗客とともにバスを降りテクテクと歩き始めた。さあ、早速の登山開始である。それにしても三峰神社、大人気ですな。今回、自分たちは時間の都合から参拝できなかったけど、いつかは行ってみたいもの。

山は色とりどりの季節。朝日と青空が紅葉をより輝かせています。
さて、肝心の山歩きはというと、紅葉彩る三峰ビジターセンター脇の登山口から、10時を過ぎてのスタートとなった。このコース、初めてではあったが、そこは慣れた雲取山、まあ、そんな気持ちでろくに事前準備もしないまま入山したのが、やはり良くなかった。意外に長いこのコース、時間配分が良くわからない。自分としては5時間、だいたい午後3時くらいには楽勝でテン場に着くかなと、たかを括っていたが、途中すれ違ったベテラン風登山者は「雲取山荘に着く頃には暗くなるぞ」と脅しのような言葉。「ウソだろ?」そう思ったけど、結局テン場に着いたのは4時過ぎ。6時間くらいかかった計算になる。確かに自分は今宵のテン場での宴で飲むビールなどもあり20kgを超えるザックでひいひい言っていたし、家内も最初の勢いはどこかに、途中から声が出なくなってきた。一瞬、途中の白岩小屋跡にビバークすることも考えたが、家内は頑張ると言う。そうは言っても周りは天気予報に反して白い霧が立ち込めてくるし、時折、雨もぱらついたりなんかして、気持ち的にも弱気になりかけた。(今日は快晴のはずだったのに...)だけど、このコース、白岩山さえ越えれば、あとは基本、稜線歩きやトラバース道でさほどキツイところはないと記憶していたので、最後はなんとか頑張れた。それにしても事前の山行計画をきちんとすることや地形図を持つこと、そんな基本的なことを怠った自分、まだまだだなと大いに反省。

白岩山へ向かうところで突然に霧が湧いてきた。今日は快晴のはずだったのに。
さて、山荘に着いた自分たちだけど、結局はテン場がいっぱいだったので、山荘手前の雲取ヒュッテ跡の前にビバークすることとした。そんな中、山の天気は変わりやすいとは良く言ったものでテントを張った途端、雨やあられが勢いよく降り始めた。(今日は快晴のはずだったのに...しつこいか?)ただ、気温はプラス5度より下がらなかったこともあって、家内と二人、準備してたお酒は完飲。おかげさまで楽しく一夜のテント生活を過ごすことができた。
翌日はご来光を拝もうと朝4時起きしたものの、準備にまごつき、結局は山荘前でのご来光となった。それでも赤々と燃える太陽はやはり言葉にならぬ感動と勇気みたいなものを自分たちに与えてくれて、氷点下の中、白い息を吐きながらも1日の始まりを熱く、そしてワクワクとさせてくれた。仕事のある日の朝とは大違いだ(笑)。

自分の大好きな場所。雲取避難小屋脇から石尾根を望む。朝日がまぶしい!
さて2日目は、鴨沢までひたすら下り続けるコース。このコースは何度も歩いているので、自分にとってはまさに地図いらずのコース。とはいえ、後でよくよく調べなおしてみたら、このコースも距離は12kmもあるらしく、膝痛を抱え、下りが苦手な家内にとっては、まさに苦痛のコースとなってしまったようだ。自分の感覚としては、サクサク4時間くらいで歩けるコースと記憶していたけど、この日は結局、6時間くらいもかかってしまった。ただ、そんな家内を責めるわけにはいかない。やはりここでも、このコースを甘くみて、膝痛の家内をわざわざ連れて行ってしまった自分の責任はかなり大きい。幸い何事もなかったからよかったものの、場合によっては遭難騒ぎもありえたかも知れない。いや~、コワイ、コワイ。
やはり、こうして振り返ってみると今回の山行、慣れた山域にあぐらをかいて、ちゃんとした山行計画を立てなかったことが、なんといっても最大の反省点。2日目の石尾根でずっと見守ってくれていた富士山もきっと呆れていたことだろう。今度からはきちんとします。ハイ。

この日も石尾根からは富士山が雄大な姿を見せていました。
【Start 1日目:三峰神社~霧藻ヶ峰~白岩山~雲取ヒュッテ跡、2日目:雲取ヒュッテ跡~雲取山~ブナ坂~Goal 鴨沢バス停】
総行程は、距離(1日目:約10km、2日目:約12km)、出発地点標高1102m、最高標高2017m(雲取山)、最低標高533m(鴨沢バス停)、移動平均速度 不明、総所要時間(1日目:約6h、2日目:約6h)(編集中にGPSデータが飛んでしまった...)

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2017年10月29日日曜日

【その後のマイギア】いよいよ寿命かマイシューズ

使用後のメンテナンスもしっかりと行っているので、見た目はまだまだいい。
先日の下ノ廊下のこと。降り続く雨の影響もあって、登山道にはたくさんの水たまりができていた。また渡渉を伴う小さな支流越えがいくつもあったりで、山行では水と接する機会が結構多かった。そんな中自分はというと、いつものようにお構いなしに水の中をバシャバシャと歩いていたが、するとどうだろう、登山靴の命ともいえる防水性はどこに行ってしまったのか、つま先あたりから徐々に水が浸みてくるではないか。テン場に辿り着いてさっそく靴の中をチェックしてみると、やはりそうだ、靴の中はびしょ濡れになっている。幸い気温がそれほど下がっていなかったので冷えを感じることはなかったけど、下手をすると下手をするところだった。山どころでなかったかもしれない。しかも、そこは黒部峡谷のまん真ん中で、エスケープルートがあるわけもなく、翌日も10kmの山歩きが待っている。こうなるともはや諦めるしかなく、結局は翌日も気持ちの悪い状態のまま歩き続けた。
いま履いている靴『zamberlan SHERPA LITE GT』(ザンバラン シェルパライト GT)は山歩きを始めたときに買った登山靴で、買ってから7年目。改めて調べてみると、共に歩いた山行は約60回にも及んでいた。Webなどを見てみると、登山靴の寿命は製造からおよそ5年程度とみるべき的なことが多く書かれている。大体はソールの劣化が寿命の原因のようだが、マイシューズの場合、ソールはまだいけそうで、アッパーの状態もそれほど悪くない。つまり見た目はまだまだ大丈夫そうなのに、肝心の防水性が頼りない状態。ただしこの状態こそが登山靴としては致命的と言わざるを得ないのだろう。今まで一度もまめができたこともなく、最近では山と共にいることが当たり前のような存在になっていたマイシューズ、とても残念だ。とはいっても使用年数も年数だし、う~ん...、でもやはり寿命と見るのかな。
ということで新しいシューズを探さなくっちゃ!って、変わり身の早い自分、なんだか薄情者?でも、これだけは言っておこう。今までありがとう、マイシューズ!
多少すり減り感はあるけど、まだまだいけそうなソール。

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2017年10月24日火曜日

秋の長雨と絶景『下ノ廊下』

下ノ廊下は旧日電歩道。自分、本当にここを歩いてきたんだ!
『下ノ廊下』に行きませんか?雨で流れてしまった9月の槍ヶ岳登山を共に歩く予定だった山友から、突然そんな提案を受けた。『下ノ廊下』?聞いたことはあったけど、正直、予備知識は全くなかった。その後、Webで調べてみると、そこは、なんとも凄いところ。そう、『下ノ廊下』とは、黒部ダムをスタート地点として黒部川の下流域に沿った登山道で、トロッコ列車の終着駅のある欅平(けやきだいら)までの区間を指す。元々は電源開発を目的とした黒部ダム建設の事前調査のために作られた人工的な道で、その距離およそ30km。通常、ルート中に唯一ある阿曽原温泉(あぞはらおんせん)小屋で一泊することが多い。
ここの凄さは、なんといっても深い谷に刻まれた登山道。これにより黒部峡谷のけた外れのスケール感と、足元を踏み外しでもしようものなら命の保障はないだろうと思われるスリル感を存分に味わうことができる。しかも、ここは歩けることができるのが残雪の影響から9月から10月の1~2か月間しかなく、雪の状況によっては開通しない年もあるらしい。今年は10月に入ってからようやく開通したので、歩けるだけでもかなり貴重な体験といえるだろう。
そういうわけで、ここは人気の山域。不良会社員の自分らは少しでも混雑を避けるため、3日間も休暇を取って準備したのだが、そこはレジェンドとも言えそうな雨男の自分、やはりとでも言うか、3日間ともしっかり雨だった...。
左側に小さく見える木道。雨でとても滑りやすい。滑落したらただでは済まないだろう。
さて、実際に歩いてきた『下ノ廊下』、その体験を少しだけ書き留めておこう。初日は長野県側から電車とトロリーバスを乗り継いで、黒部ダム近くのテン場に前泊。この時はまだ雨は降っていなくて、山友が準備してくれた鍋が最高に美味かった。山での鍋は初めてだったが、とてもイイっ、またやるぞと思えるメニューだ。その日、深夜に雨が降り始め、翌朝(といってもAM2時起き)のテント撤収は雨の中。これも初めての経験だったので、ある意味いい経験になった。この日2日目、4時前に歩き始めたので2時間ほどは暗闇の中での歩き。だんだんと川の音が近づいてくる。おそらく内蔵助谷出合だろう、見えないけどその豊富な水量はおおよそ想像がつく。その後、だんだんと夜が明けてくると、すでにそこは黒部峡谷の中。突然に日本の秘境に置かれた自分、何とも不思議な気持ちになる。この日の行程は約10時間。まだ2時間程度だから、この後、どんな景色と出会えるのかと想像するだけでワクワクしてきた。
道幅は体の幅程度、危険個所には針金の手摺がある。もちろん頭上にも注意が必要。
歩を進めていくと、いつの間にか川面から結構な高度にいる。登っている感覚があまりないので、川が下がったのだろう。だんだんと『下ノ廊下』らしい雰囲気になってきた。狭い登山道を踏み外さないように、濡れた木道に足を取られないように、頭上の岩に注意しながら、時には高い木階段を上り下りしたり、時には滝のように流れ落ちてくる水をくぐりながら、慎重に着実に歩いていく。そんな中この日一番、危険を感じたのは黒部別山谷に残っていたちょっとしたビル並みの大きさの雪渓越え。手前の岩壁をロープを伝って登り、雪渓上に上がるとツルツル滑りながらこれまたロープを頼りに向こう側まで渡り、かじかんだ手のまま長い階段を下りて越えた。どれも手を滑らせ、足を滑らせ落ちそうになった。ヤバかった。いやホント怖かった。ただ、そんなこんなの困難を乗り越えていくと、次第に高度感にも慣れてきて、周りの景色が見えるようになってくる。気づくと周りは錦秋のさなか、なんて美しい世界なんだろう。緊張の中にじわーっと感動がやってくる。改めて思ったが、ここは秘境、黒部渓谷、やっぱり普通じゃない場所。とにかく凄いところだ。
木階段を登りきったところ。なかなかの高度感。あまり見ると怖いけど美しい...。
その後、この日のメインビューというべき十字峡を目の前にした。腹の底に響き渡る瀑布の音や、恐ろしくて近づききれない大水量の前に、ただただ立ち尽くすだけの小さな自分。ここは本当に何もかもスケールが大きい。自然を前に人間の存在は本当に小さなものなんだと、この日何度目だろうか、そんなことをつくづくと思った。
これがド迫力の十字峡。ようやく目の前にすることができた。
休憩含めて11時間ほど経って、ようやくこの日のテン場、阿曽原温泉小屋に到着。まずは無事の山行を終えビールで乾杯。依然、雨は降っていたが予定通りテントを設営し、ここの名物の温泉へ。ここの温泉は吉村昭の「高熱隧道」でも有名な温泉を湯船のすぐそばにある横穴から引いてきているらしい。雨で冷え切った体に効く、とてもいい湯だった。夜になると雨がやんできたので、まだまだザックに残っていたビールとワインで乾杯(一体何本持ってきたんだ自分?)。これで随分荷物は軽くなったはず。早めに切り上げ翌日の歩きに備えた。
阿曽原温泉小屋のテン場。この日は雨の影響からか自分たち以外は3張り。
3日目、ザックの中の飲み物はなくなったけど、その分、水をたっぷり吸いこんだテントが重量を稼いでくれているようで、この日も楽でない歩きとなった。阿曽原温泉小屋をスタートすると、20~30分はきつい上り坂。息が上がる。若い山友はぐんぐん先を行き、自分はあっという間に差をつけられる。この日、これっ切りゴール地点まで山友の姿を見ることはなかった。約10km、延々と一人歩きが続いた。初の『下ノ廊下』での一人歩き、山友はそんな粋な計らいを用意してくれていたのだ。
『下ノ廊下』といっても昨日歩いたのは「旧日電歩道」といい、今日のは「水平歩道」と呼ばれている。「水平歩道」は距離が昨日の半分ほど。残り少ない今回の歩きをじっくりと噛みしめるよう、山友に置いて行かれ一人歩きとなった途端、そんなふうに頭を切り替えた。ただこの「水平歩道」、距離は短いというものの、昨日に比べて全体的な高度はあるように感じたし、昨日と違った見どころもある。深いオリオ谷では対岸を歩いている登山者が米粒のように見え、次の志合谷では支流の奥にトンネルを掘ってあり、そこを通って谷を抜けるというここならではの登山道があった。そこのトンネルは、抜けるのに5分以上もかかるし、中は水浸しだし、しかも中でくねくね曲がっていて出口が見えないから、正直、結構不安な気持ちになった。それにしてもこの調査道、よく作ったものだ。
高度感ハンパない水平歩道。慎重に歩を進める。
ただ、その後も粘り強く歩いていると関電の送電線が見えてくるので、そこまで来るとゴールは近くなってくる。遠くにトロッコ列車のアナウンスの声が聞こえてきて、やがて川が見えなくなり下り坂がきつくなってくると、なんだかんだ言いながらもホッとした気持ちが強くなってくる。1時間ほど前に雨はやみ時折日差しも見え始めてきていた。ただ足元はまだまだ濡れた状態。山歩きは締めが肝心と、高まる気持ちを落ち着かせて最後の下り坂をスピーディーかつ慎重に下りていった。すると、眼下に建物の屋根が見え始め、そこがゴールの欅平だと気づく。よく見ると、そこに山友が笑顔で手を振っているのが見えた。
この後、二人はトロッコ列車に乗り宇奈月温泉で3日間の汗を流し(って、昨日も温泉に入ったか...)、初の北陸新幹線に乗って帰路に就いた。もちろん、新幹線の中では富山の酒と肴でお互いの山旅を締めくくったことは言うまでもない。

【Start 2日目:ロッジくろよん~阿曽原温泉小屋 3日目:阿曽原温泉小屋~Goal 欅平】
 → 1日目は黒部ダムからロッジくろよんへ約2km(前泊)。
総行程は、距離(2日目約20km、3日目約10km)、出発地点標高(1480m)、最高標高 (不明)、最低標高(599m)(欅平)、移動平均速度(約1.9km/h)、総所要時間(2日目約11h30m、3日目約4h00m)(GPSはここでは上手く機能しないみたい。深い岩の谷のせいか?)

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2017年10月15日日曜日

ダウンパンツ購入『MOUNTAIN EQUIPMENT POWDER PANT』

来週、北アルプス方面への山行を計画している。季節も季節だが、天候もあまり芳しくないようなので、それなりの防寒対策が必要となる。まあ、そういうわけで前々から欲しいと思っていたダウンパンツを買った。そう、安全確保のためしょうがなく買ったのだ。家内にはそう説明した(汗)。
買ったのは、マウンテンイクイップメントのパウダーパンツ。わずか211gでテン泊時の寒さを格段にしのげるのであれば、ややお値段は張るものの、この時期の装備としてはやはり必要なものとして準備しておくべきなのだろう(汗汗)。
自分の場合、この時期のテン泊時の防寒対策として、これで上下のダウンが揃ったので、これにモンベルダウンハガー800の♯3(リミット温度-2℃)のシュラフと、ゴアのシュラフカバーとセットで使用すると、おそらく-10℃くらいまでは行けるんだと思う。来週の山行もこれで安心だ。しかも奥多摩辺りの低山であれば、真冬も行ける計算になるので、これでずいぶんと山行の多様性が高まったことにもなる。今度の冬は奥多摩に冬キャンプでも行ってこようかな。家内は付いてきてくれるだろうか...、だめか家内は装備を持っていない。じゃあ、やっぱりお一人様か。


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